青森銀、弘前南兼富田支店を新築移転 店舗網の充実図る

2023.11.21 07:28
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新築移転開店でテープカットする石川頭取(左、11月20日、弘前南支店兼富田支店)
新築移転開店でテープカットする石川頭取(左、11月20日、弘前南支店兼富田支店)

青森銀行は11月20日、弘前南支店兼富田支店(駒井寿道支店長=行員11人。パート・嘱託6人)を旧店舗から南西に1.2キロの場所に移転した。みちのく銀行との経営統合後、初の新築移転開店になる。


旧店舗は、みちのく銀行松森町支店と近かったが、移転したことで弘前南地区の店舗網の充実を図った。同行は10年前から弘前南地区法人取引を行うフルバンキングの店を設置したいという思いがあった。店舗を構えるのに適した土地が見つからなかったが、みちのく銀との経営統合が決まり、みちのく銀が所有する土地を借りて新築移転することにした。


同行とみちのく銀は、2025年1月に合併する。25年度に14カ店、26年度に20カ店を支店内支店方式で統合する。統合予定ではないが、両行の店舗が比較的近くにあっても、互いの取引先数が多いなど、無理に店舗統合すると混乱が生じる場合もあり、店舗統合を後回しにしたケースもある。


石川啓太郎頭取は「合併を成功させることに集中する必要がある。店舗統合によって混乱を招かないように、またお客さまに不便を感じさせないように十分に配慮しながら進めなければならない」という。


新店舗の敷地は1293平方メートル、延べ490平方メートル。ハイカウンターが4、ローカウンター2、相談ブース2、個室2。ATM3台、駐車場20台収容可能。店内には金庫、貸金庫は設置していない。

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