七十七銀、デジタル化推進セミナーに40社参加　JBCCと共催

七十七銀行は11月17日、子会社の「七十七デジタルソリューションズ（七十七DS）」が仙台市内で「七十七デジタル化推進セミナー」を開いた。外部パートナー企業で情報ソリューション事業を手掛けるJBCC（東京都）との共催。約40社が参加した。

開会に先立ち、七十七DSの加藤雅英社長が「東北では働き手の減少や高齢化が顕著。事業の継続、成長に不可欠なDX（デジタルトランスフォーメーション）化の一助となれれば」とあいさつ。

セミナーでは、七十七DSの上野洋介コンサルティング支援部長が、社内の業務効率化には「守りのDXが重要」と強調。「着眼大局、着手小局で取り組むべき」と話した。

JBCCのKintoneソムリエ・宮田悠登氏は、Kintoneのシステムを紹介。実例を示しながら、「小さなことから始めて、徐々に業務に展開、成長させられる」という同製品を解説した。

このほか、不動産売買仲介のアドレス（福島県）が実際に同製品を導入した背景について、JBCCがChatGPTへの活用例などを示した。

7月に開業した七十七DSは、今回が対外向けセミナー初開催。現在、セキュリティー強化やテレワーク充実化などの相談が増えているという。中津川拓取締役は、「デジタル化に特化した当社がニーズを掘り起こし、早めに危機感をもってもらう」と述べた。