川之江信金、支店内にバス停⁉ 湯治サロン宣伝に貢献
2023.11.20 04:30
どうして信用金庫にバス停が?――。川之江信用金庫(愛媛県、日浦博基理事長)の三島支店に置かれた謎のバス停に来店客は思わず足を止める。
このバス停は、同店の取引先であるサチ(愛媛県)が経営する「湯治サロン」が宣伝活動を目的に制作したもの。同支店は取引先支援の一環として10月27日から支店入口付近に設置し、宣伝活動に貢献している。
同社は不動産業に加えて、自宅で所有していた蔵を有効活用したいという意向のもと、2022年5月に新たな事業として、薬石浴「嵐の湯」を楽しめる湯治サロンを設立した。薬石浴「嵐の湯」は、ミネラルが豊富な天然鉱石を敷き詰め、43〜45度の室内で体を芯から温めるストーンスパ。宣伝活動の効果もあり、常に予約が埋まり盛況という。
石川貴文支店長は「職員にとっては来店したお客さまとの会話のきっかけになり、地域のお客さまには地域のことを知ってもらえる。地域の良い循環を期待できる」と、バス停について話した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- 西京銀、口座開設効果で給振1000件 サービス拡充、流出防ぐ
- 七十七銀宇都宮法人営業所、東北へのつなぎ役に徹する 開設2年で融資170億円
- 三菱UFJ信託銀、低コストPEファンド 1~4号累計で900億円
- 加藤金融相、信用金庫の資本基盤は「総体として安定」
- 都銀、貸出金利引き上げ先行 地銀上回る月も
- 金融庁、サステナ情報開示義務化 SSBJ基準適用
- 肥後銀、「オペレジ」確保を高度化 勘定系バックアップ平日稼働
- しんきん共同センター加盟235信金、「AIスコア」導入へ マネロン対策を底上げ
- ひろぎんHD、女性登用へ階層別研修 役員面談で意識改革