筑邦銀、チャリチャリを久留米に 市と連携で地域活性化へ

2023.11.16 19:38
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会見に出席した(左から)ニュートの家本代表取締役、原口新五・久留米市長、筑邦銀の佐藤頭取(11月16日、久留米市役所)

筑邦銀行は11月16日、シェアサイクル事業を展開する「neuet(ニュート)」(福岡市)のオフィシャルパートナーとなった。同日、久留米市とneuetが連携協定を締結し、3者で地域活性化をめざす。


同社の「Charichari(チャリチャリ)」は、福岡市や熊本市などで展開するシェアサイクルサービス。1分6円(電動アシスト自転車は1分15円)から利用でき、累計6000台以上の自転車台数を誇る地域住民の交通の一手段となっている。


今回、2024年4月から久留米市内でのサービス開始に伴い、3者での連携を加速させる。同行は、21年7月から金融機関で初めて自転車を置く場所「ポート」を福岡市内の営業店に設置。なかでも、福岡営業部はトップクラスの利用率を誇る。


4月から、久留米市役所やJR久留米駅と西鉄久留米駅、公園などにポートを設置し、150台の自転車を用意。また、同行営業店にはJR久留米駅と西鉄久留米駅の約2キロメートルの間にある本店営業部と中央町、国道通、日吉町の4カ店にポートを設置する予定。順次ポートを拡大し、取引先企業からの設置相談も対応する。


佐藤清一郎頭取は「もともと久留米は自転車の街。通勤・通学以外に、久留米の観光でもチャリチャリを使ってもらいたい」と期待。同社の家本賢太郎代表取締役は「銀行が持つ知恵やアイデアを活用できるため、タッグを組むことができて心強い」と述べた。

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