きのくに信金、初の「ジョブツアー」開催 中学生37人参加
2023.11.15 16:06
きのくに信用金庫(和歌山県、田谷節朗理事長)は11月15日、和歌山県内の中学生を対象とした「ジョブツアー」を初めて開催した。県内企業への就職を促進し、地域経済を活性化させることが狙い。11月1日に迎えた同信金発足30周年事業の一環で、今後は定例化を検討している。
今回は、みなべ町立上南部中学校で実施し、1年生37人が参加。まず御坊商工会議所による地元企業3社の紹介を行った。次に、山林活用支援事業や木材製品のプロデュースを手がけるソマノベース(田辺市)の担当者が登壇。企業のビジョンや事業にかける思い、実際の山林の課題や事業に参加しようと思った背景などを説明。自身の中学生時代の話や起業についても語りかけ、生徒たちの関心を高めた。
また、漬物製造の有限会社樽の味(御坊市)へバスで移動。工場、配送センターを見学し、発酵食品についての説明を受けた。