農林中金、児童が販促ポスター制作 富山支店が独自イベント
2023.11.15 14:30
「子供たちが地元企業や特産品を知る機会になれば」――。農林中央金庫では、富山支店が金融と農業をテーマにした体験型授業を富山県射水市の私立小学校・片山学園で実施している。今秋、地元産品を取り扱う企業やその商品を知ってもらおうと、同校5年生らに企業の販促用ポスター制作を依頼。それぞれの感性が輝く「作品」が完成した。
依頼元は日の出屋製菓(南砺市)。白えびせんべい「しろえび紀行」は同社のロングセラー商品で、富山県を代表する土産物として知名度がある。
今回、児童らはドラえもんがデザインされた同商品の魅力を伝えるポスターづくりに挑戦。約1カ月かけて、図工の授業などで構成やデザインなどに知恵を絞った。せんべいのおいしさを伝えようと、制作中に、商品を購入した児童もいた。
11月15日、日の出屋製菓社内での選考を経てポスターに採用された3人を発表・表彰した。受賞者は制作中の苦労や、こだわった点を発表した。「受賞作品」は11月20日以降、同社が運営する土産店「ささら屋立山本店」(新川郡立山町)で1カ月間掲示される。
企画した農林中金富山支店系統プロモート班の中田圭亮さんは「県内企業とコラボすることで、食をテーマにした授業を提供することができた」と話した。次年度も活動を予定している。