中国銀、DXフェア初開催 取引先600人が来場
2023.11.09 20:15.webp)
ちゅうぎんフィナンシャルグループ(FG)は11月9日、岡山市で「DXフェア2023」を初開催した。岡山県などの中小企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組むきっかけの場の創出と、各社の経営効率化を後押しするのが狙い。取引先を中心に600人以上が来場し、最新のITツールを見学した。
DXに関心はあるが、「何から始めればよいのか分からない」という経営者が多いのが実情だ。こうした経営者らに対し同行ソリューション営業部が今回のフェアを企画した。同行とビジネスマッチング(BM)契約を締結する23社と、ちゅうぎんFGのグループ会社3社の計26社がブースを出展した。
.webp)
グループの中銀カードは、企業の経理業務の負担を軽減する法人カードを提案。インボイス対応や2024年1月の電子帳簿保存法の改正などにあわせ、経理関係のソフトを取り扱うIT企業と同時に出展することで、訴求力を高めた。
Cキューブ・コンサルティングは、西原立社長がセミナー講師として登壇。「デジタルとトランスフォーメーション」と題し、DX戦略の重要性と着手すべき着眼点を解説した。出展ブースではスタッフが、来場者に対して経理などの間接部門を効率化して捻出した経営資源を、自社の魅力アップのために使うといった具体的な行動指針を示していた。
.webp)
イベントは事前来場登録制。同行ソリューション営業部の職員約15人が運営した。営業店や法人会員向けポータルサイトから周知し、当日は営業店支店長や法人営業担当者が取引先をサポートした。
ソリューション営業部の小野憲治部長は、「少子高齢化で働き手が減少するなか、ITツールで一人一人のパフォーマンスを上げなければならない。中四国を盛り上げていきたい」と語った。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 盛岡信金、破たん温泉旅館を再生 観光客誘致し地域活性化
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 地銀、外貨保険の業績評価変更 手数料重視から脱却 販売目標撤廃も
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 千葉信金千葉駅北口支店、訪問重ね高ロット案件獲得 10億円の融資実行も
- 銀行界、新引き当て基準対応 本格化 予想信用損失モデルへ移行
- コンコルディアFG、リレバンを再強化 営業増員、中小融資5兆円へ
- NTTデータ、社長に鈴木副社長 金融畑の知見生かす
- 日本生命、銀行への出向者を引き揚げ・配置転換 26年度以降に実施、26行に影響
- 選択を迫られる地銀預かり資産ビジネス