遠軽信金、千歳支店を新設 顧客増加に対応
2023.11.06 17:38
遠軽信用金庫(北海道、島田光隆理事長)は11月6日、道東部・遠軽町の本店から直線で約204キロ離れた千歳市の幹線・国道36号線沿いに千歳支店を新設した。新千歳空港や自衛隊基地がある同市では若年人口と世帯数が増えており、住宅関連を中心に資金需要を取り込みたい考え。人員は檜森幸治支店長を含め7人。
支店新設は札幌市の宮の沢支店以来16年ぶり。店舗網は全24カ店となった。道央圏では札幌市内に4カ店を設置。取引先からの紹介などで、札幌市の南東約35キロの千歳市近郊でも顧客が増加していた。営業エリアは千歳市や恵庭市など。札幌市内店から預金6億円、貸出金40億円を移管した。
島田理事長は「約3年間で支店の収支を黒字化したい」とし、市内には次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京都)の工場も建設されることから「半導体関連を含め多様な事業者との取引につながれば」と話した。

鉄筋コンクリート造り2階建て。敷地900.74平方メートル、延べ床502.15平方メートル。ATM1台、全自動貸金庫103函。駐車場12台。ローカウンターの窓口2席、融資相談ブース2席、応接室3部屋。屋上には太陽光発電パネルを設置。
住所は北海道千歳市錦町1丁目9-1。