三菱UFJ銀、定期預金金利を引き上げ 6日から10年ものは0.20%

2023.11.02 06:34
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三菱UFJ銀行は11月1日、5~10年の円建ての定期預金の金利を6日から引き上げると発表した。10年ものは0.20%と現在の100倍とする。日本銀行がイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の再修正を決め、今後の長期金利の上昇を見込んだ対応となる。


金利を見直すのは5~10年ものの定期預金。具体的には、5、6年ものが0.07%、7~9年ものが0.10%、10年ものは0.20%に引き上げる。10年ものの金利は2012年と同水準。現在の定期預金の金利は全期間で0.002%で、5年未満の変更はない。


日銀は10月30、31日の金融政策決定会合で、長期金利の実質的な上限の位置づけだった指値オペの水準(1%)を「めど」とし、「1%超え」を容認する運用に改めた。長期金利は足元で0.970%水準まで上昇していた。


預金金利の引き上げはメガバンク初。今後は地域銀行なども含めて定期預金の金利引き上げが広がる可能性がある。


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