七十七銀、PFI促進へフォーラム 建設業者ら170人参加
2023.10.30 18:31
七十七銀行は10月30日、まちづくりフォーラム〜まちづくり・PFI事例から見る今後の東北〜を開催した。宮城県大崎市、岩手県紫波町、清水建設、東急のまちづくりやPFI(民間資金を活用した社会資本整備)の事例を発表。建設業者など中小企業や市町村の職員ら約170人が参加した。
第1部の基調講演で、大崎市は吉田祐幸副市長が登壇し、「二核二軸」による災害対策とにぎわい創出の取り組みを紹介。清水建設や東急の担当者は、PFIなどを活用した東北地方でのまちづくりや沿線開発の事例を発表した。紫波町は、PFIの導入経緯や効果について行政目線で語った。
第2部は、講演者と七十七リサーチ&コンサルティングの小林淳社長によるパネルディスカッションを実施。公共性と経済合理性のバランスの取り方、郊外の団地や住宅地に若者を呼び込む方法などについて意見を交わした。小林社長は「よそ者、若者が地域を変えるが、それには地域住民の合意形成が重要であり、そこに当行グループの役割がある」と強調した。
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