鹿児島相互信金、週1回ビジカジ試行 将来的に制服廃止も
2023.10.18 17:30
鹿児島相互信用金庫(鹿児島県、永倉悦雄理事長)は11月1日から、毎週水曜日に勤務中のビジネスカジュアル着用を試行する。全役職員が対象で、制服・スーツ以外のTPOに適した服装を認める。ジェンダー平等や働きやすい職場づくりが目的。男性職員の通年ノーネクタイも導入する。
試行から一定期間は詳細な規定を設けず、顧客対応に適した服装を職員自身の判断に委ねる。職員や顧客からの反応を踏まえたうえで、正式導入に向けドレスコードを定める方針。将来的にビジネスカジュアルを正式に導入し、窓口業務などを行う女性職員の制服廃止も視野に入れる。
ビジネスカジュアルの導入では、コストや業務の効率化も見込める。制服管理を担う人財開発部によると、制服を新しく製作した場合「資材価格の高騰で、以前と比べ最低でも2割以上製作費が上がる」と業者から伝えられたという。
同信金では、これまで制服製作に約8カ月かけており職員の負担も大きかった。制服の在庫管理や交換作業も必要なくなれば、業務効率化につながる。
ビジネスカジュアルの導入や制服廃止は、県内金融機関では鹿児島銀行が2022年4月から実施している。