北洋銀、ECモールを開設 道産品の拡販支援

2023.10.16 18:30
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北洋銀行は10月16日、ウェブシステム開発のコアモバイル(東京都)と連携し、北海道産の食品に特化した電子商取引(EC)モール(ショッピングサイト)「collesho(コレショ)」を開設した。消費者ニーズの多様化やコスト高騰、中国による日本産水産物の全面禁輸などに直面する取引先の販路拡大につなげる狙い。北洋銀は、企画や出店企業の募集を担い、コアモバイルがサイト制作や運営を行う。


名称は北海道弁の「これっしょ(これでしょう)」と、英語で収蔵品を指す「collection(コレクション)」を組み合わせた。



出店企業は開設時点で23社。取り扱い商品は、道産のカニやソーセージ、米、ジェラート、酒など144品目。2023年内に出店企業を30社、商品を150品目に増やし、年間のアクセス数12万件を目標とする。また11月中に、中国の禁輸措置を受けた水産品の特設ページを開設する予定。


出店者が支払う手数料は非公表だが「他社と比べて半額程度」(地域産業支援部)という。北洋銀は売上手数料の一部を得る。初期費用や月額料金はかからない。


広域連携「TSUBASAアライアンス」を組む琉球銀行(沖縄県)が22年7月に開設したECモールの知見を得て企画した。北洋銀は今後、営業店へのチラシの設置やスマートフォンアプリの告知バナーなどで、ECモールをPRしていく考え。

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