川口信金、職員向け勉強会 相続や税務のスキルアップ
2023.10.06 20:15
川口信用金庫(埼玉県、木村幹雄理事長)は10月6日、本店営業部の職員を対象に相続などに関する「営業店個別勉強会」を開催した。渉外係や融資担当者など15人が参加。顧客からの相談が多い相続全般や税務について学んだ。
同信金と提携する沖田不動産鑑定士・税理士・行政書士事務所の沖田豊明代表が講師を務めた。沖田代表は「企業には顧問税理士はいるが、事業の資金繰りなどを見ていることが多く、社長の相続対策には対応していないケースがある」と指摘。川口信金の職員には「税務の観点から企業の相続相談に乗って欲しい」とアドバイスした。
同事務所の西本充課長は、戸籍取得や預貯金の解約など相続手続きから、無理・無駄のない節税、家族信託や遺言書・遺産分割協議書作成、不動産のことまで相続・税務の専門家としてあらゆるサポートを約束。信金職員がより専門的な顧客の相談に応じられる体制づくりに協力すると話した。
同信金は職員のスキルアップのため、これまで同事務所を通じた勉強会(本店営業部含む)を計19回(累計124人参加)実施。今後も随時企画する予定。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に