伊達信金と福島信金、「伊達の郷」友好協力協定 産品を相互紹介

2023.10.06 20:00
提携・連携 社会・地域貢献
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協定書を持つ伊達信金の舘崎理事長(左から2人目)と福島信金の樋口理事長(同3人目)。立会人を信金中央金庫の神野善則常務理事(左)、全国信用金庫協会の菅野浩之常務理事が務めた(10月6日、伊達信金本店)
協定書を持つ伊達信金の舘崎理事長(左から2人目)と福島信金の樋口理事長(同3人目)。立会人を信金中央金庫の神野善則常務理事(左)、全国信用金庫協会の菅野浩之常務理事が務めた(10月6日、伊達信金本店)

伊達信用金庫(北海道、舘崎雄二理事長)と福島信用金庫(福島県、樋口郁雄理事長)は10月6日、「伊達の郷」友好協力協定を結んだ。ともに仙台藩主の伊達家に縁のある「伊達市」を営業エリアとする縁で実現した。互いに地場産品の紹介や観光振興、定住・交流人口拡大への取り組み、取引先の販路開拓、災害時協力などで連携する。


福島信金側の福島県伊達市は鎌倉時代、のちに伊達氏を名乗る常陸伊佐氏が奥州合戦の戦功で拝領した地で、仙台藩主伊達家の発祥の地とされる。


一方、伊達信金が本店を置く北海道伊達市は幕末、仙台藩主伊達家の分家、亘理(わたり)伊達家が戊辰戦争での敗北に伴い集団移住し開拓した。


伊達信金本店で開いた協定締結式で、福島信金の樋口理事長は「当信金は前身の伊達中央信用金庫をルーツに持ち、2022年秋の全国信用金庫同友会で初めて伊達信金の舘崎理事長に会った際に非常に親近感を覚えた。23年6月の全国信用金庫大会の際に協定締結を打診した」と経緯を振り返った。


伊達信金の舘崎理事長は、「互いの地域は人口や事業者の減少といった共通の課題を抱えている。両信金で協力し、地域が潤うために取り組んでいきたい」と語った。


今後、両地域の道の駅で互いの地場産品を販売する検討を進めているほか、福島信金は24年の年金旅行で伊達信金の営業エリアにある洞爺湖を旅行先に選定する方針。

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