群馬銀、バレーボール部「グリーンウイングス」がプロ転換 新リーグ参入めざす
2023.10.05 19:01
群馬銀行は10月5日、群馬県庁で同行バレーボール部の新体制を発表した。10月からは運営を一般社団法人「グリーンウイングスGUNMA」に移管。実業団からプロに転換して2024年度以降、国内最高峰の新リーグ「S-Vリーグ」参入を目指す。
チーム名は「群馬銀行グリーンウイングス」から「群馬グリーンウイングス」に改称した。同日発足した公式ファンクラブ「ウイングスClub」は、初年度300人を目標に会員を募集する。今後は試合のチケット販売に力を入れ収益化に取り組む。
24年度は中学生で構成するジュニアチーム「グリーンウイングスU15」を立ち上げるなど、地域振興にも協力する。10月28日に開幕する今シーズンはV2リーグ18試合に臨み、ヤマト市民体育館前橋やアイオーしんきん伊勢崎アリーナなどで戦う。
群馬銀は本店に隣接する体育館「GBスポーツセンター」(前橋市)を練習拠点などとして貸し出し、同チームのメインスポンサーとして支援する。一般社団法人の共同代表理事には、渡邉眞克・執行役員人事部長と佐藤公彦・前バレーボール部事務局長が就く。

同行は兼務の渡邉氏のほか、佐藤氏など3人が出向して人材面でもサポートする。今後はスポーツマネジメントの専門家ら外部経験者を含めて7人体制に拡充する方針。現在18人の選手は、新リーグ昇格後の試合数増加を見据えて増員する計画だ。
発表会で深井彰彦頭取は、「地域密着型クラブチームとして発展を望む」とエールを送った。齋藤真由美監督は、「唯一無二の全員バレーで優勝を目指す」と決意を表明。会場に訪れた山本一太・群馬県知事は、「群馬県をプロスポーツで盛り上げて欲しい」と話した。