トモニHD、高専生に金融教育 中村社長が講師務める
2023.10.04 18:54
徳島大正銀行と香川銀行の持ち株会社トモニホールディングス(HD)は10月4日、阿南工業高等専門学校で金融セミナー講演会を開催した。金融教育の一環で、同高専の寮で暮らす4年生約80人が参加。同HDの中村武社長が講師を務め、金融知識や銀行の仕事について講義した。
成年年齢が引き下げられた点を踏まえ、消費者トラブルやクレジットカードの注意点などについて解説。将来を見据えた資産形成の重要性に触れた中村社長は「『長期・積み立て・分散』投資をすることが有効」と話した。
また、銀行を取り巻く環境の変化や仕事内容について説明。徳島大正銀行による販路拡大や事業承継に関する支援、近畿大学や阿南工業高専との取り組み、学生に身近なモバイルアプリを利用した銀行サービスなども紹介した。
メモを取るなどして熱心に耳を傾けた学生らが「投資初心者が気をつける点は何か」などと尋ねる場面もあった。中村社長は「手数料が低く、扱いやすい商品が多い少額投資非課税制度(NISA)で積み立てていくのが良いのではないか」とアドバイスした。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%