宮崎県内13JA、合併し県域JA設立 信連・経済連も合流へ
2023.10.02 20:54宮崎県下の全13農業協同組合(JA)は10月2日、それぞれ臨時総会を開き、全JAが合併し県域JA「宮崎県農業協同組合」を設立することを決めた。2024年4月に発足する。県信連や県経済連などは、設立後1年以内に新組織に統合する予定。
各総会には計約5万人の正組合員のうち過半数が出席し、いずれも3分の2以上の賛成票を得た。農業就業者の減少や高齢化などを背景に、合併し財務基盤の強化や、仕入れ・物流の集約によるコストダウンなどを図る。
JA宮崎中央会は17年3月から、県域JA設立の検討を始め、22年には設立推進協議会事務局を設置。各JAとの意見交換会や説明会を続けてきた。
22年3月末の13JAの貯金量合計は約9080億円、貸出金は約2249億円。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 春の叙勲 金融界から23人
- 政府・与党、ファクタリング強要を警戒 手形の期間短縮で中小悲鳴
- 静岡銀、データ利活用を加速 りそな銀・ブレインパッドと連携
- 銀行・信金、実務型インターン3割 多様な業務内容 理解促す
- 日本公庫、「創業環境は平時に」 融資件数は3年連続増加 飲食・宿泊業が伸長
- 山形銀、新入研修を2カ月に延長 長期宿泊で連帯感醸成
- あおぞら銀、最終赤字498億円に下方修正 繰税資産取り崩しで
- 千葉興業銀、リスク取り農業の実証実験 自前の「イチゴ農園」開設へ
- 多摩信金、ビッグアドバンス導入 マッチングや補助金支援
- リンカーズの商談システム、導入先同士の案件マッチング 浜松いわた信金で32件創出