大阪貯蓄信組、リトアニア視察団来訪 地域密着型経営伝える

2023.10.02 19:31
社会・地域貢献
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視察団の前で挨拶する古知理事長(右、10月2日、大阪貯蓄信組本店)
視察団の前で挨拶する古知理事長(右、10月2日、大阪貯蓄信組本店)

大阪貯蓄信用組合(大阪市、古知貴惠子理事長)は10月2日、リトアニアの信用組合や同国の信用組合連合会などの職員17人の視察を本店で受け入れた。日本の営業方法や実態を学ぶことを目的に、在リトアニア日本大使館を通じての申し出に応えた。視察団の受け入れは、全国信用協同組合連合会と全国信用組合中央協会が協力した。


古知理事長が歓迎の挨拶の後、全信中協の職員が信組業界の概況を解説。組合数や預貸金残高などの基本的なデータ、貸出先の業態・企業規模など詳しく説明した。


その後、同信組入組1、2年目の職員が業績や営業スタイルを説明。地域金融機関として力を入れる顧客との対話や、ライフサイクルに応じた取引先支援策を伝えた。


その後、同信組の出納機や電子記帳台の使い方を実演。リトアニアにも同様の機器はあるようだが、日本で使用されるモデルの仕組みや利便性について参加者から多くの質問が出た。



出納機を製造するグローリー社の担当者が使い方を実演した(10月2日、大阪貯蓄信組本店)
出納機を製造するグローリー社の担当者が使い方を実演した(10月2日、大阪貯蓄信組本店)

リトアニア信用組合連合会のカジミアス・アンタニナスさんは、「日本の信用組合の業界規模は世界的にも大きく、ぜひこの目で見てみたかった」と視察の経緯を語ったうえで、「地域に根ざした営業スタイルを学べた」と語った。


古知理事長は「視察団受け入れは初めてだったが、喜んでもらえてよかった。リトアニアの信用組合の概況も聞くことができ、非常に勉強になった」と話した。視察団は、10月4日に第一勧業信用組合、11月1日に大東京信用組合を訪問する予定。

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