おかやま信金、小学校と企業を橋渡し 工場見学が実現
2023.09.29 19:52
おかやま信用金庫(岡山市、桑田真治理事長)は、地元の小学校と企業をつなぎ、小学生の工場見学を実現させた。
SDGs(持続可能な開発目標)活動をする事業者や学校を表彰し助成金を贈る「SDGsアワード」の2021年度スクール部門で最優秀賞を受賞した岡山市立平福小学校からの「SDGsを学べる企業を探している」との相談がきっかけ。表彰以降も学校との関係を継続してきた福島支店の大塚健吾支店長らが、取引先の岡山ランドリーを紹介した。
同社は衣料・寝具の洗濯代行をする老舗企業。点在していた工場を集約し、21年冬にSDGsを掲げた工場を新築した。「山陰や四国の銀行などを含め五つの金融機関と取引がある」(同社)なか、同信金は22年3月に2億円の私募債引き受けを実行。寄り添った提案のため訪問活動を継続する際に、新工場をPRし企業価値を高めたい同社のニーズをキャッチし、工場見学開催につなげた。
9月29日、同社を訪れた生徒らは、信金職員が見守るなか、最新鋭の工場を見学した。
価値創造部の和泉清久部長は「子供たちが地元企業に興味を持つことで、職員のモチベーションや雇用の創出にもつながれば」と期待を寄せた。