西日本シティ銀鹿児島支店、食品寄付活動を開始 県内取引先と協力
2023.09.26 17:40
西日本シティ銀行鹿児島支店は9月26日、鹿児島県内の企業3社と共同で「かごしまフードドライブプロジェクト」を開始した。各社拠点に、従業員の家庭で余った食材を寄付してもらう「フードボックス」を設置、NPO法人を通じて県内約140のこども食堂に届ける。
同行は2021年8月からフードドライブ活動を開始、22年8月にはグループの長崎銀行でも取り組みを始めた。鹿児島では、同支店が取引先に声をかける形でプロジェクトがスタート、今後は他の県内企業にも協力を呼びかけていく。
集めた食材は、1月、4月、7月、10月の年4回届ける。対象は米、缶詰、インスタント食品など未開封で、配送時点で賞味期限が1カ月以上残っている常温保存可能な食品。NPO法人かごしまこども食堂支援センター「たくして」が、食材の引き取り、保管、配送を担う。
同支店の今村俊彦支店長は、県内こども食堂では少なくとも毎月7000食が提供されていると説明。「支店窓口や訪問活動の中で、プロジェクトの参加企業を募り、少しずつでも食品を集める支援の輪を広げていきたい」と話していた。