AIモデルで健康応援 大場・SOMPOひまわり生命社長
2023.09.26 04:50![](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/onひまわり大場社長正面やや左向き-2-modified.webp)
顧客の健康生活を支援するインシュアヘルス保険の販売が好調なSOMPOひまわり生命保険。新契約件数の累計は開始5年で130万件を超え、シリーズ(8種)合計の年換算保険料は1000億円に達する勢い。金融機関との協業や人工知能(AI)活用などを大場康弘社長(57)に聞いた。
――インシュアヘルスとは。
「『日頃の食習慣や運動に気をつけていれば生活習慣病にならなかったのに』という声が多い。後悔する人を一人でも減らすのがインシュアヘルス。顧客の願いは保険金をもらうことではなく、健康を維持して保険金の受取時期を遅らせること。当社は、収入保障保険や認知症保険などと組み合わせた8種類の商品で顧客の保障ニーズに応えていく」
――金融機関にコンサル販売の重要性を説いている。
「平準払い商品を中心としたコンサル型の保険営業を金融機関に根付かせたい。顧客が気づいていない健康ニーズや万一への備えを喚起し、保険提案に結び付ける。ただ、モノを売る意識が強すぎるとプロダクトアウトになるため、リスクから解明する提案が重要。生命保険は息が長い商品なので、健康に正面から向き合う良い機会を提供できる。顧客との接点づくりは銀行も求めている」
――AI活用のサービス展開は。
「8月に自社開発のAIモデルを活用した健康応援機能を『リンククロス健康トライ』に追加した。スマートフォンで撮影した健康診断結果をAIが分析し、6年後までの健康リスク判定や健康改善に必要な日々の行動を提案する。11月には、AIが推奨する三つの健康行動を案内するサービスなどを計画している」
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、「生活基盤プラットフォーム」正式決定 25年2月から開始 住所変更など
- ひろぎんHD、サイバー攻撃対策を事業化 金融系初の体験型施設
- 信金、公金預金戦略が岐路 入札金利上昇で撤退も
- 金融庁、マネロン検査継続 基本的な態勢整備徹底へ
- SBIHD、酒造会社の投資で地銀と連携 ファンド規模1000億円を視野に
- デジタルキャンプ、初の女性コンサル研修 グループワークで「リアルな声」
- 百十四銀と伊予銀、ウェルビーイング取り組む意義は? 女性人事部長同士で対談
- 肥後銀、CO2排出量算定システムを2000先が利用 地域金融機関に推進へ算定・開示対応も
- 東栄信金と足立成和信金、新金庫名は「したまち信用金庫」
- 【都市対抗】明治安田、前回準Vヤマハにコールド勝ち 終盤に打線爆発