京都銀、地域通貨アプリ開始 京都・丹後の情報発信
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京都銀行は、NTTデータや丹後王国ブルワリーなどと6社共同で、12月から地域通貨アプリ「Tango Pay(たんごペイ)」のサービスを提供する。9月19日に発表した。京都銀が地域アプリを提供するのは初めて。
たんごペイは、京都府丹後地域(宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町)で利用できる地域通貨で、スマートフォンアプリで買い物などのキャッシュレス決済ができるほか、丹後地域の観光情報や地域限定の割引特典などの情報発信ができるのが特徴。
NTTデータがシステム構築・導入支援を行い、丹後王国ブルワリーが加盟店開拓や、利用者向けの地域情報の発信を行う。丹後王国はパソナの100%子会社で、現在は道の駅運営や地域商社を経営している。京都銀は、基盤プラットフォームの提供・加盟店の開拓支援を行う。その他、サブスパイアはウェブサイト制作などの地域プロモーション、インフキュリオンはNTTデータと連携したシステム導入支援、DearOneはスマホのアプリ開発を行う。
今回の事業は、丹後王国が経済産業省の地域DX促進環境整備事業に採択され、補助金の助成を受ける。NTTデータは22年6月に岐阜県恵那市で地域振興券電子化ウォレットサービスを提供している。
京都府北部はインバウンドの活発化に伴い観光客が増えている。同行は、「観光客への地域情報の発信が丹後地域の課題だった。地域通貨アプリで情報発信を行い、活性化に貢献したい」としている。
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