川口信金、日本工業大に寄付講座 次世代の起業家を育成
2023.09.08 18:47川口信用金庫(埼玉県、木村幹雄理事長)は9月26日、日本工業大学の学生向けに寄付講座「創業の基礎」を開講する。講座は2024年1月16日までの毎週火曜日の全14講座で構成する。起業家育成や地域活性化が目的。
寄付講座は12年度から毎年実施し今回で12回目。これまでに187人の学生らが受講。学内開催のビジネスプランコンテストに向けて参加する学生もいる。
講師は、同信金や日本政策金融公庫の職員、20~30代の起業家が中心。企画した営業推進部地域産業支援課の岸則行課長は「学生と価値観を合わせて興味を持ってもらう意図がある」と話す。講師は理系学生に寄り添った建築系やものづくりの分野の商材を取り扱い、「何を」「誰のために」「いくらで」売るのかという、ビジネスの本質を学生に問う講義もする。
今年度の講座は、「過熱蒸煎機でかくれフードロス削減」(ASTRA FOOD PLANの加納千裕社長)など、現代の社会問題と理系学生にテーマを合わせて開講する予定。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 銀行界、増える億円プレーヤー 三井住友FGは17人
- 地域銀・大手信金、採用状況 地方に厳しさ 都市部の「青田買い」影響
- 政府保有の商工中金株、落札率「想定外」に懸念の声 2次入札や自己株買い検討
- 日本M&AセンターHD、地域特化型サーチファンド 複数行と年度内に設立へ
- 金融機関、「DX認定」取得拡大 55行含む110先
- 地銀、TNFD開示そろり しずおか、九州FG先行
- 地域銀、サイバー防御底上げへ 勘定系グループで連携
- 銀行界の23年度役員報酬 6割増額、平均3%上昇 大手行が伸びけん引
- 日本生命、内務職の人事制度改定 高度化する事業の担い手確保
- 金融庁、顧客本位の実践状況調査 業界共通課題洗い出し