日田信金、三越伊勢丹と販路開拓支援 取引先商品をふる納サイトに
2023.08.04 18:29.webp)
日田信用金庫(大分県、梶原智敏理事長)は、三越伊勢丹グループと取引先の販路開拓に取り組んでいる。事業先の商品を同グループが運営するふるさと納税のポータルサイトで取り扱い、売り上げ増加やブランド力向上につなげる。
同信金は1月27日、同グループの岩田屋三越と合同商談会を実施。取引先12先が岩田屋三越(福岡市)の食品・レストラン営業部の佐藤克美氏(日田市出身)らと商談に臨んだ。7月末までに3先がふる納サイトに掲載され、日田市の返礼品に活用。ふるさと納税の需要が高まる2023年末までに、さらに3先の掲載が予定されている。
ポン菓子専門店の大徳(日田市)は、詰め合わせセットなど3種類をサイトに掲載する。23年春には福岡三越(福岡市)の店頭でスポット販売も実施。「お客さまの評判は上々」(同信金)で知名度が上がった。今後、常設販売を検討する。
同信金は、富裕層の利用が多い三越伊勢丹グループのサイトに地元にしかない希少性の高い商品を掲載し、日田地域の認知度向上や販路開拓の支援につなげる。また、23年度中に日田商工会議所などと連携して、岩田屋三越と商談会の開催を検討している。