相双五城信組、企業向けSDGsセミナー 職員と取引先が合同参加
2023.07.25 19:14
相双五城信用組合(福島県、梅澤国夫理事長)は7月25日、本店で「SDGs(持続可能な開発目標)中小企業向けセミナー」を開催した。取引先の経営者ら34人が参加したほか、支店長7人も出席し取引先企業とともにSDGsへの理解を深めた。
同セミナーは、あいおいニッセイ同和損害保険と結ぶSDGs包括連携協定の一環として実施。SDGsコンサルタントなどを務めるふるサポ(東京都)の中島達朗代表取締役を講師に招き、前半はSDGsへの具体的な取り組み事例や企業がSDGsに取り組むことの意義を説明。後半には、カードを用いたワークショップを実施した。

カードゲームは、資源やお金に見立てたカードを通じてさまざまなプロジェクトを実施し、持続的な街づくりをシミュレーションするもの。参加企業と支店長が2、3人ずつでチームを組み、行政や民間の取り組みが人口、経済、暮らし、環境にどのような影響を及ぼすのかを体験しながら学んだ。
梅澤理事長は「SDGsの名前を知っていても、具体的にどのように取り組めばよいのか分からない事業者は多い。セミナーを通じて経営のヒントを見いだしてもらえれば」と話した。
セミナーでは、あいおいニッセイ同和損保が提供する「SDGs経営簡易診断サービス」の活用方法も紹介。同信組は診断結果を通じてSDGs宣言の策定支援にもつなげる予定で、連携による取り組みを進めていく。