鹿児島銀、EC業者向け生成AI活用セミナー 100人超が視聴
2023.06.22 19:4221年4月21日撮影-1.webp)
鹿児島銀行は6月22日、インターネット上で「EC運営におけるChatGPT活用法セミナー」を開催した。ネット通販事業に携わる同行の顧客など105人が全国から講演を視聴、販売商品の商品名や紹介文を人工知能(AI)で簡単に作成する方法などを学んだ。
取引先DX支援で同行が提携を結ぶ「GMOペパボ」との共催。鹿児島県よろず支援拠点も開催に協力した。
講演した同拠点の徳田喜一コーディネーターは生成AIと、オープンAI(米国)が提供する対話型AI「Chat(チャット)GPT」の概要を説明した。そのうえで商品の特徴とキーワードを打ち込み、そのキャッチフレーズや紹介文をAIで作成する方法を実演。ECサイトの差別化などに使ってもらう。メールマガジンの執筆、検索されやすいハッシュタグの選定をAIで行う方法も解説した。
EC事業は少人数で運営するケースも多く、在庫や入出金の管理、商品の梱包・発送など業務量が多い。商品PRの文章をAIで作成すれば負担軽減につながる。
利便性が高く、「よろず支援拠点がEC事業者に対して、ChatGPTの利用を提案するケースが増えている」(同行地域支援部)ことから、同セミナーの開催を決めた。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%