鹿児島銀、EC業者向け生成AI活用セミナー 100人超が視聴
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鹿児島銀行は6月22日、インターネット上で「EC運営におけるChatGPT活用法セミナー」を開催した。ネット通販事業に携わる同行の顧客など105人が全国から講演を視聴、販売商品の商品名や紹介文を人工知能(AI)で簡単に作成する方法などを学んだ。
取引先DX支援で同行が提携を結ぶ「GMOペパボ」との共催。鹿児島県よろず支援拠点も開催に協力した。
講演した同拠点の徳田喜一コーディネーターは生成AIと、オープンAI(米国)が提供する対話型AI「Chat(チャット)GPT」の概要を説明した。そのうえで商品の特徴とキーワードを打ち込み、そのキャッチフレーズや紹介文をAIで作成する方法を実演。ECサイトの差別化などに使ってもらう。メールマガジンの執筆、検索されやすいハッシュタグの選定をAIで行う方法も解説した。
EC事業は少人数で運営するケースも多く、在庫や入出金の管理、商品の梱包・発送など業務量が多い。商品PRの文章をAIで作成すれば負担軽減につながる。
利便性が高く、「よろず支援拠点がEC事業者に対して、ChatGPTの利用を提案するケースが増えている」(同行地域支援部)ことから、同セミナーの開催を決めた。
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