九州労金、ホームレスへ靴寄贈を仲介 会員とNPO法人つなぐ
2023.06.22 19:15
九州労働金庫(山本新彦理事長)は6月22日、ムーンスター労働組合(福岡県、國武卓史委員長)による認定NPO法人抱樸(北九州市)へのランニングシューズの寄贈を仲介した。会員とNPO法人をつなぐ取り組みは今回が初めて。
同労金事業部の田﨑辰夫部長が2019年1月、ホームレスの自立支援に取り組む抱樸の炊き出しに参加した際、スタッフから「洋服の寄贈は多いが、靴はほとんどなく不足している」と聞いた。21年11月に同労金の研修会で、スニーカーの製造・販売を行うムーンスター社労組の業務改革が発表され、「つなげることができないか」と久留米支店の隈河努志支店長に提案。田﨑部長が同労組に出向いて要請し、寄贈が実現した。
当日の贈呈式で、ムーンスター労組が買い取った自社の運動靴26足を抱樸に寄贈した。抱樸は今後、北九州市内で行う炊き出しで、希望者にプレゼントする。
山本理事長は「労金の理念の実現に向けて、一つの事例だけで終わらず、他のNPO法人や労組とともに共生社会の実現に向けて頑張っていきたい」と挨拶した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力