静岡銀、大船支店入居ビルが完成　飲食店・塾などに賃貸し

静岡銀行は6月2日、神奈川県鎌倉市で外部賃貸ビル「アゴラ大船」の竣工（しゅんこう）式と内覧会を開いた。同ビルは、大船支店の建て替えにより建設。営業スペース以外を外部に賃貸し、地域のにぎわい創出が狙い。

同行は1972年3月、大船駅東口から徒歩3分に大船支店を出店。老朽化による建て替えの際、地元商店街から「地域活性化のためにテナントビルを建設してほしい」との要望を受け、賃貸ビルの建設を決めた。

ビルは、高さ約19メートルで地上5階・地下1階。施工は大成建設。外観はガラスを多く使用し、開放感を演出。商店街の回遊性を高めるため、貫通道路を設けた。延べ床2828.21平方メートル、敷地708.56平方メートル。飲食店やクリニック、学習塾などが入居予定。経営管理部管財グループが管理・運営する。

6月26日に営業を開始する大船支店は2階に入居。ATMは1階と2階に1台ずつ、全自動貸金庫188函設置する。

八木稔頭取は「アゴラ大船は、大船地区の活性化と地域密着型金融の両方を達成するランドマークになる」と話した。

住所＝神奈川県鎌倉市大船1の24の30