広島銀、独自ポイントサービス開始へ　24年4月

広島銀行は2024年4月から、アプリ会員へ向けた独自のポイントサービスを開始する。取引内容に応じて「ひろぎんポイント」を配布し、アプリ内で他社のポイントと交換できる。新たな顧客価値の創出や非対面チャネルの機能を強化する。

「ひろぎんアプリ」へ口座登録している顧客が対象。ログイン時や日常的な取引、金融商品の利用などによってポイントがたまる。

具体的にはNISA（少額投資非課税制度）口座の開設や給与振り込み・年金指定、ローン契約などが利用対象。ポイントは地元企業や国内の主要な共通ポイントへ交換できる。現在スキームを構築中。提携先は9月頃に決定する。

ひろぎんアプリは16年に開始し、会員数は44万人。19年に残高や入出金明細照会を始めた。22年8月には振り替えや目的預金、カードローンの借り入れなどの機能を追加した。営業企画部は「店舗への来店者数が減っており、アプリなどの非対面チャネルを強化し顧客接点を創出していければ」とみている。