三井住友信託銀、大阪府と連携協定 スタートアップ創出支援

2023.05.31 19:02
提携・連携 起業・創業支援
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連携の協定書を手にする、三井住友トラスト・ホールディングスの高倉社長(左)と大阪府の吉村知事(5月31日、大阪府公館)

三井住友信託銀行は5月31日、大阪府と「ディープテック・スタートアップ支援に関する連携協定」を締結した。大阪府が進めるディープテック(最先端の科学技術や研究開発を基礎とするテクノロジー)・スタートアップの創出、成長促進に行政と民間が協力していく。


同行は、2019年12月に「大阪スタートアップ・エコシステムコンソーシアム」に参画するなど、大阪府と連携した地域課題の解決支援を進めている。今回の連携協定では、企業版ふるさと納税を活用したディープテック・スタートアップの支援、三井住友信託銀の顧客基盤を活用した成長シーズの成長促進、スタートアップ企業の情報発信などに取り組む。


協定締結に先立ち、同行は5月29日に「企業版ふるさと納税制度」を活用して、大阪府の「創薬シーズ研究開発費補助事業」に3000万円を寄付した。


5月31日に大阪府公館で企業版ふるさと納税の感謝状贈呈式と連携協定締結式を実施。大阪府の吉村洋文知事から三井住友トラスト・ホールディングスの高倉透取締役代表執行役社長に感謝状が贈呈された。高倉社長は「大阪府と連携して地域社会の活性化に努める」、吉村知事は「創薬は大阪で強みがある分野。新しいチャレンジをする大学や企業などを支援したい」と、それぞれ挨拶した。

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