三井住友信託銀、タイの不動産開発に出資 新たな市場開拓へ
2023.05.24 18:51
三井住友信託銀行は5月24日、タイのDTGOグループで不動産開発事業を行うMQDCタウンコレクション社に1000万ドル(約13億8000万円)規模の出資を行うことを決定した。資本を投入し新たな市場・機会を開拓する戦略の一環で、MQDCの環境や社会に配慮したエシカル(倫理的)な不動産開発事業の国際的な普及を支援する狙いがある。
同行はMQDCが取り組む自然、生物、人間の共生を目指した不動産開発プロジェクト「フォレスティア」への出資を通じて、高齢化社会や持続可能な都市生活といった社会課題の解決を後押しする。DTGOとの不動産関連事業における業務提携関係の発展によって実現した。
DTGOは1993年に設立され、不動産や貿易、ロボティクス事業を手掛ける。教育・福祉・環境分野における非営利活動にも積極的に取り組み、米国の企業倫理専門研究機関エシスフィアの「世界で最も倫理的な企業」に、2019年から5年連続でタイ企業として唯一選出されている。