M&Aナビ、承継・M&A支援 導入23行庫に拡大
2023.05.20 04:50M&Aナビが手がける事業承継・M&A(合併・買収)の業務支援システム「M&Aナビ クラウド」の採用金融機関が増えている。2023年は4月末までの4カ月間で清水銀行や朝日信用金庫など14行庫が相次いで採用。サービス開始から1年8カ月で導入実績は23行庫となった。
同システムは、金融機関が顧客企業に対して事業承継・M&A支援の実施に必要な機能を備える。ニーズ管理では既存のCRM(顧客情報管理)からデータを取り込めるので、買い手企業を全取引先から効率的に検索できる。診断フォーム機能は、ウェブサイトで株価や事業承継の必要性などを簡単に診断可能。採用金融機関で相談件数の増加や渉外担当者による提案のきっかけを作るツールとして効果を発揮している。
5月からはコンサルティングサービスも開始した。これまでM&A案件を仲介業者へ紹介していた金融機関向けに、内製化するための業務手順構築を支援していく。
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