広島信金、4年ぶりに職場体験 お金の運用学ぶゲームも
2023.05.17 19:31
広島信用金庫(広島市、川上武理事長)は5月17日、高陽支店で高陽中学校3年生6人の職場体験学習を受け入れた。地域貢献活動の一環で、生徒たちに職場で働くことについて考えてもらうのが狙い。4年ぶりの開催で、資産運用について学ぶゲームを初めて取り入れるなど楽しめるように工夫した。
コロナ禍のため2019年以来の実施。生徒は札勘やシュレッダー、来店客に挨拶するロビー業務を経験。1億円模擬紙幣の重さ体験では、その様子を職員がインスタントカメラで撮影。プリントアウトして生徒たちに手渡した。カメラは「思い出になれば」と松本智博支店長代理が用意した。

午後からは大下一義次長が「お金を運用してみよう!」をテーマに定期預金、国債、株、不動産の各運用のメリットとデメリットを解説。最後に投資信託の模擬売買ゲームで運用益を競った。運用益から税金が引かれない少額投資非課税制度(NISA)についても紹介した。
達田耕治支店長は「生徒が社会人になってお金を稼ぐ時に“投信”や“国債”という言葉を思い出してほしい。お金について考えるきっかけになればうれしい」と語った。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 西京銀、口座開設効果で給振1000件 サービス拡充、流出防ぐ
- 七十七銀宇都宮法人営業所、東北へのつなぎ役に徹する 開設2年で融資170億円
- 三菱UFJ信託銀、低コストPEファンド 1~4号累計で900億円
- 金融庁、信金・信組の顧客属性調査 年齢と預金額把握へ
- 金融庁、サステナ情報開示義務化 SSBJ基準適用
- 都銀、貸出金利引き上げ先行 地銀上回る月も
- 新潟県信組と興栄信組が合併、2026年11月に 基盤拡充と効率化
- 肥後銀、「オペレジ」確保を高度化 勘定系バックアップ平日稼働
- ひろぎんHD、女性登用へ階層別研修 役員面談で意識改革
- 【ニッキン70周年企画(1)】三井住友FG、「オリーブ」開発のキーマンにインタビュー