鹿児島信金、「信金に興味持って」 高校生の職場体験受け入れ
2023.05.17 04:50
鹿児島信用金庫(鹿児島県、中俣義公理事長)は5月15日から26日まで、地元高校のインターンシップ(職場体験)生を受け入れている。地域貢献の一環で、若年層に信用金庫への関心を持ってもらうきっかけにしたい考え。高校生を2日間以上受け入れるのは初めて。
合計10日間、職場体験を行うのは、龍桜高校の3年生2人。初日は同信金本店営業部で中俣理事長や役員3人と話したほか、研修担当者から信用金庫の説明や支店でのマナーなどを学んだ。16日から上町支店を訪問し、支店業務を体験。後方事務や札勘の練習、窓口での顧客応対などを任されている。また、普段は見ることができないATMの裏側での作業も経験する予定だ。
参加した谷口颯姫さんは「進路で迷っており、仕事経験を積んでみたい」と職員から話を聞いてメモをとっていた。窓口で札勘を行ったあと「普段は大金を扱ったことがないので緊張した」と振り返った。
インターン生を9日間受け入れる上町支店の池田一郎支店長は「金融機関で仕事する機会はなかなか無い。体験で信金に興味を持ってもらえたら」と話した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%