琉球銀が新中計、人材投資を積極化 25年度純利益75億円へ
2023.05.12 22:00琉球銀行は5月12日、新中期経営計画「Value2023(2023年4月~2026年3月)」を公表した。基本戦略に①事業基盤の拡大(ソリューション)②ESG経営の実践(サステナビリティ)③変革への挑戦(トランスフォーメーション)――を掲げ、長期ビジョン「地域経済の好循環サイクルを実現し、地域とともに成長する金融グループ」を目指す。
コア業務を金融経済環境の変化にブラッシュアップ。役務ビジネスを発展させて質の高いコンサルティング営業で顧客の課題を解決につなげ、事業基盤を拡大する。ESG経営の実践は、ITセンターの省エネ化や営業店のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認証取得拡大で地域の脱炭素化を先導。顧客向けにZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)・省エネ住宅建築などを支援する。変革への挑戦では人材への投資を拡大。高度な金融サービス提供を可能とする専門人材の育成に注力する。
25年度の数値目標は連結当期純利益75億円、連結ROE5%以上、連結自己資本比率9.7%以上、単体コア業務純利益93億円、単体コアOHR73%以下などとした。また、GHG(温室効果ガス)排出量(Scope1・2)2013年比45%削減、行職員の1人当たり研修時間20時間と、意欲的な数字も打ち出した。
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