関西みらいFGが新中計、「リーディングカンパニー」のステージへ
2023.05.12 20:22関西みらいフィナンシャルグループ(FG)は5月12日、第3次中期経営計画(2023~25年度)を発表した。同FGは18年4月に3行が経営統合し、19年4月に2行が合併して関西みらい銀行が誕生。第1、2次計画で取り組んだ効率化施策が概ね完了し、「地域のリーディングカンパニー」としてプレゼンスを発揮するステージと位置付ける。
りそなグループの一員として「お客さまからなくてはならないと思っていただける銀行グループ」の実現に向けて、「企業風土改革」や「人財改革」に取り組む。企業風土改革では、若手の経営参画を進め、20歳代中心のプロジェクトサークルや30歳代中心の選抜型研修チームを設ける。
女性の活躍推進では、本部各部の女性役席者、法人集約店長、個人営業店長などを計画的に育成・登用する。
人財改革は、「お客さまに向いてしっかり頑張れる企業グループにしていくために最も重視する」(西山和宏社長)とし、〝人への投資〟の深掘りにより実現。高度な専門スキルと人間力を備えたプロフェッショナル人材の育成に向けた投資を行い、全従業員に成長機会を提供する。
ビジネス戦略は、「事業発展」「金融資産形成」「住まい・くらし」「承継」の各サポートを重点ビジネスとし、関西みらい銀、みなと銀がそれぞれ取り組む施策やエリア戦略を定める。
25年度の経営目標は▽顧客向けサービス業務利益=300億円▽経費率(2行合算)=66%台▽自己資本比率(国際統一基準)=10%台半ば▽一般事業貸出金平残=5.3兆円▽資産形成サポート残高=2.2兆円▽自己住居ローン残高=3.7兆円▽遺言信託獲得件数=900件。
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