りそなHD、株主セミナー開く 金利上昇時の試算も説明

2024.03.06 19:16
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株主からの質問に答えるりそなHDの南社長(中央)と関西みらいFG西山社長(左、3月6日、りそなHD大阪本社)
株主からの質問に答えるりそなHDの南社長(中央)と関西みらいFG西山社長(左、3月6日、りそなHD大阪本社)

りそなホールディングス(HD)は3月6日、大阪本社で株主セミナーを開催した。りそなHDの南昌宏社長と関西みらいフィナンシャルグループ(FG)の西山和宏社長が登壇し、グループ体制や、円金利上昇時の試算について説明した。


第1部は、りそなアセットマネジメント運用戦略部の黒瀬浩一氏がマーケット状況を解説。黒瀬氏は日本の銀行株について「これまで銀行株は米国金利との連動が強かったが、今後は日本の金利との連動も強くなる」と話した。


第2部は、りそなHDの南社長と関西みらいFGの西山社長が、グループ体制のシナジー効果や、円金利上昇時のバランスシートについて説明した。


南社長は円金利が上昇した場合、「42兆円を超える貸出金の利回りが段階的に上昇に向かう。日銀への預け金は現在約19兆円あるが、例えばその一部を利回りが上昇した日本国債に振り替えることで大きな増収効果にもつながる」と話した。


セミナー終盤は、株主の質問に南社長と西山社長が回答。将来のグループ体制について認識を問われた西山社長は「4月からはグループ4行が肩を並べる形になる。関西みらい銀行の行員もプライドを持って仕事ができている。この形で続けていくのが良いと思う」と話した。

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