川口信金、「経営塾 next neo」を開講 100周年事業
2023.05.11 19:53![塾生らに挨拶する木村理事長(奥左、5月11日、本店9階研修室)](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2023/05/ON川口信金、経営塾開講.webp)
川口信用金庫(埼玉県、木村幹雄理事長)は5月11日、次世代の企業経営者や後継者を対象とした「かわしん経営塾 next neo」を開講した。2024年3月に迎える創立100周年の核となる事業。講義が中心の経営塾を改め、グループワークを取り入れるなど実践的な内容に改善。埼玉県中小企業診断協会の中小企業診断士を講師に7月20日までの6回のカリキュラムにより、経営力向上や経営に関する気づきを提供する。
塾の名称は、次世代を意味する英語「next」、新世代を意味するギリシャ語「neo」を組み合わせた。これからの企業経営を担う事業承継者、新事業に挑戦する若い世代などを対象とする意味を込めた。
参加者は、事業承継や創業後間もない経営者、後継者候補など30社・32人。1班当たり5、6人で6班を編成し、同信金の若手職員(新人含む)数人が一部の班に加わる。
毎月隔週の木曜日開催の塾を通じて、「10年後の姿」「人材・組織」「販売・マーケティング」「資金計画・資金繰り」「情報戦略・見えない経営資源」について学び、自社の現在や将来を考えて1枚のワークシートを完成させる。最終日の7月20日は、10年後に向けアクションプランの発表会も行う。
開講当日は「10年後の自社を考える」がテーマ。経営計画の策定の仕方、SWOT分析、経営理念の設定の仕方などを学んだ。木村理事長は「学んだことを経営に役立て、会社の事業価値を高めるとともに、参加者同士で良い仲間をつくってもらえれば」と期待する。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、「生活基盤プラットフォーム」正式決定 25年2月から開始 住所変更など
- ひろぎんHD、サイバー攻撃対策を事業化 金融系初の体験型施設
- 信金、公金預金戦略が岐路 入札金利上昇で撤退も
- 金融庁、マネロン検査継続 基本的な態勢整備徹底へ
- SBIHD、酒造会社の投資で地銀と連携 ファンド規模1000億円を視野に
- デジタルキャンプ、初の女性コンサル研修 グループワークで「リアルな声」
- 百十四銀と伊予銀、ウェルビーイング取り組む意義は? 女性人事部長同士で対談
- 肥後銀、CO2排出量算定システムを2000先が利用 地域金融機関に推進へ算定・開示対応も
- 東栄信金と足立成和信金、新金庫名は「したまち信用金庫」
- 【都市対抗】明治安田、前回準Vヤマハにコールド勝ち 終盤に打線爆発