4月の九州ブロック景気、3カ月連続で改善 帝国データ福岡支店

2023.05.08 17:19
調査・統計
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帝国データバンク福岡支店は5月8日、4月期の九州ブロックの景気動向調査を発表した。景気DIは48.1(前月比1.7ポイント改善)で、インバウンド需要の復調を背景に3カ月連続で改善。2019年4月以来、4年ぶりに48.0を超えた。福岡県など6県で改善し、全国10ブロック別では3カ月連続で首位を維持している。


業界別では、10業界のうち卸売業や小売業など7業界が改善した。特にサービス業は54.3(前月比3.6ポイント改善)で、2カ月連続で50台となるなど観光産業を中心に景気は上昇傾向にある。一方、建設業は49.2(前月比0.4ポイント悪化)で4カ月ぶりに悪化した。


先行き見通しは、「3カ月後」が49.5(前月比2.1ポイント改善)、「6カ月後」は50.5(同1.8ポイント改善)、「1年後」は50.6(同1.1ポイント改善)。3カ月連続で3指標すべてが改善した。業界別では、運輸・倉庫業など8業界で3指標すべて改善した。


帝国データバンク福岡支店は「資材価格高騰などによる収益悪化、人材確保などで悩む声もあるが、新型コロナウイルス感染症の5類移行が決定するなど好材料もあり、九州の景気は緩やかに上昇していくと見込まれる」としている。

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