関西みらい銀女子漕艇部、琵琶湖の大会で初出漕 中尾選手が予選通過
2023.05.03 13:57
関西みらい銀行の女子漕艇部は、5月3日に滋賀県の琵琶湖で開催されたボート競技大会「第74回朝日レガッタ」で初出漕した。約100人の行員や家族が応援に駆けつけた。
同部は4月に創部したばかり。当日は同部所属の中尾咲月さんが「一般女子シングルスカル」の予選に出場。1位で通過し、5日の準決勝に進んだ。早稲田大学の漕艇部女子主将を務めた中尾さんは「新しくできる漕艇部で頑張ってみたい」と4月に入行。5日の準決勝を勝ち抜き、全日本選手権(東京)に出場し、「日本一を目指す」と意気込む。

同行漕艇部は各種大会に出漕するだけでなく、滋賀県主催の次世代アスリート発掘プロジェクトにも選手が講師として参画。競技人口の拡大に向けた取り組みも行う。櫻田満専務執行役員は「ボートは滋賀を代表する競技。スポーツ振興で地域社会の発展に貢献したい」とし、「2025年に滋賀で開催される『国スポ・障スポ』を盛り上げていく」と話した。
朝日レガッタは、毎年5月の大型連休に琵琶湖の「関西みらいローイングセンター」(滋賀県立琵琶湖漕艇場)で行われる大会。同漕艇場は琵琶湖と瀬田川の境界に1971年に設置されたボート・カヌーの専用コースで、毎年多くの全国大会が開催されている。同行は2021年4月にネーミングライツ契約を結び、関西みらいローイングセンターと名付けている。