青森銀、新頭取に石川副頭取 8年ぶりトップ交代

2023.04.22 04:20
役員人事
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握手をする成田頭取(左)と石川副頭取(4月21日、青森銀本店)
握手をする成田頭取(左)と石川副頭取(4月21日、青森銀本店)

プロクレアホールディングス(HD)と青森銀行は4月21日、取締役会を開き、石川啓太郎副頭取(61)が頭取に昇格する人事を決めた。成田晋頭取(68)は代表権のある会長に退く。6月開催の定時株主総会後の取締役会で正式に決定する。就任日は6月23日を予定。成田氏は2015年4月に頭取に就任。トップ交代は8年ぶりとなる。


トップ交代は、25年1月に予定する青森銀とみちのく銀行の合併に向けたグループ経営体制の強化が目的。


石川氏は、22年4月に設立された持ち株会社プロクレアHDの取締役も務めており、6月28日に副社長に就任する予定。藤澤貴之副社長(56歳、みちのく銀行頭取)と2人体制になる。


成田頭取は「ソフト面とハード面の統合にむけた作業を本格化していく。統合作業を確実に進めることと、地域と取引先のサポート体制を充実させることを両立させたい。統合に向け、新たなスタートを切る青森銀のその歩みを確実にすると同時に、グループ経営体制を強化する必要がある」と説明。石川氏を後継者に選んだことについては、「営業店と本部、本部では推進部門と企画部門をバランスよく経験している。人望の厚さと、あらゆるシーンで強力なリーダーシップを発揮するなど、かじ取りを十分に担えると判断した」と語った。


石川氏は「25年1月の合併に向けて、全力で職責を果たしたい。従来の銀行領域を越えて、新たなサービス提供に力を入れる。また、銀行として存在価値を高めると同時に、地域のために積極的に関わり、役立つ銀行を目指したい」と抱負を語った。


石川 啓太郎氏(いしかわ・けいたろう) 青森県出身、61歳。84年上智大卒、入行、大湊、湊各支店長、人事、総合企画、本店営業各部長を経て14年6月執行役員、15年6月執行役員営業統括部長、16年6月取締役地区営業本部長(弘前地区)、18年6月常務執行役員弘前地区営業本部長、19年6月取締役常務執行役員、21年6月取締役専務執行役員、22年4月プロクレアHD取締役、22年6月青森銀副頭取。

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