静岡銀、UACJ社の〝備蓄飲料水相互支援網〟 国内企業第1号として参加
2023.04.21 04:45静岡銀行は4月20日、大規模災害時にあらかじめ備蓄していた飲料水を被災したメンバー企業に提供するネットワークに参加した。大手アルミニウム総合メーカーUACJ社開発のデジタルプラットフォームを利用する。国内企業で初めて会員として名乗りをあげた。
プラットフォームは「水の架け橋ネットワークシステム」を活用。共有するシステム内では、備蓄されている地点がグーグルマップ上に表示され、同行では母店クラスで備蓄を予定。どの企業が備蓄しているかは分からないよう匿名化した備蓄場所を地図上で閲覧できる。費用は12年間保存可能なアルミボトル飲料水を同社から購入するときのみに発生する。
飲料水が必要となる災害が発生すると、被災地周辺のメンバー企業がシステムに表示されUACJ社がネットワークで情報を整理し、どの会員企業が提供するのか候補を選定する。直接的な支援要請は相対で行う。復旧後は被災した会員企業が支援した企業に消費した同量の飲料水を返礼として提供する。
2022年9月、台風15号による大規模断水が静岡県内で発生したことを受けて参加を決めた。現在、周辺地域金融機関にも参加を呼び掛けている。
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