たちばな信金、SDGs住宅ローン開始 地域の環境保全意識向上へ
2023.04.17 20:06たちばな信用金庫(長崎県、塚元哲也理事長)は4月17日から、省エネルギーなど環境に配慮した住宅の取得を促すための「SDGs住宅ローン」の取り扱いを開始した。同商品を取り扱うのは県内で初めて。地域のSDGs(持続可能な開発目標)の意識向上を促す。
同商品は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅や太陽光発電の導入など環境に配慮した住宅の新築購入やリフォームが対象。収益の一部を活用し、長崎県林業公社からCO2(二酸化炭素)吸収量10トン分の「J―クレジット」を購入する。購入代金は県内の森林整備事業に役立てられる。
同日、長崎県庁で長崎県林業公社から「J―クレジット」によるカーボン・オフセット証明書の授与式が開催され、県内金融機関で初めて授与された。塚元理事長は「地元企業だけでなく、職員にも環境に対する意識を高めていきたい」と話した。