SBI新生銀、地域金融支援へ専担部署　プロファイなど人材育成も

SBI新生銀行は、法人ビジネス戦略の一環で「地域金融機関のプラットフォーマー」として地域経済・企業の活性化への取り組みを強化している。

グループ法人営業戦略部内に地域金融機関を支援する「地域産業金融室」を4月1日に新設。スタッフ3人体制で各営業部室店と連携し、地域金融機関の取引先企業や地元のプロジェクト案件に協調融資するほか、M&A（合併・買収）や事業承継などの分野において法人業務で連携する場合に中核的役割を担う。また、M&A業務を担当する法人コンサルティング室に事業提携などを支援する機能を追加し、地域金融機関との連携に軸足を移す。　

さらに今後、地域金融機関でも取り扱いが増えると見込まれているプロジェクトファイナンスなどのストラクチャードファイナンス（仕組み金融）を手がける地域金融機関の人材育成も支援。4月中に地銀6行から各1人トレーニーを受け入れ、半年から1年で貸出の分析方法や審査・期中管理のノウハウなど実践と座学の研修を行うほか、9月末までにさらに2行の追加トレーニーに対応する予定。