熊本信金、ラッピング電車出発 100周年事業第1弾
2023.04.12 19:25
熊本信用金庫(熊本市、井星伸一理事長)は4月12日、熊本市内でラッピング電車の出発式を開催した。100周年(応当日は8月29日)記念事業の一環で、地域に感謝の思いを伝える。
ラッピングしたのは熊本市内を走行する熊本市交通局の路面電車。同日から1年間運行される。崇城大学の学生が制作した100周年記念のロゴマークなどを使用。青と黄色の2色を使った両面で異なるデザインにした。車内にはつり広告を設置した。
デザインを考案したのは、100周年事業プロジェクトチームに所属する4年目の女性職員4人。1年以上かけ、試行錯誤して制作に取り組んだ。
同チームの名川万央さん(新地支店)と野間口美咲さん(長嶺支店)は、完成した電車を見届けた。名川さんは「多くの人に『くましん』を知ってほしいとの思いを込めて、親しみやすいデザインにした」と語った。野間口さんは、「悩みながら制作したので、実際に完成したところを見るとうれしい」と話した。
井星理事長は、「電車は1年間、熊本市内を走行する。地域のみなさまに感謝の思いを伝えていきたい」と述べた。