大阪信金、大阪・関西万博を調査 技術力・文化の発信期待

2023.04.06 20:04
調査・統計
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大阪信用金庫(大阪市、髙井嘉津義理事長)のだいしん総合研究所は4月6日、「2025年大阪・関西万博に中小企業が期待すること」をアンケート調査した。時期は3月上旬、回答は672社(回答率39.7%)だった。


「2025年に大阪・関西万博が開催されることを知っているか」の問いには、97.7%が「知っている」と回答。また、万博の来場については「必ず来場する」「来場する予定」が6割弱あるなど、「2年前だが認知度、来場意欲とも高い」(同信金)と。


「大阪・関西万博の効果で期待していること」については、「技術力の高さ」(52.2%)、「日本の文化や観光資源の魅力」(51.8%)、「日本製品の魅力」(48.8%)などの情報発信が上位となった。他方で、「貴社は大阪・関西万博への出展を考えているか」には、「出展しない」が93%。一方、「検討している」「費用負担があってもしたい」なども6%余りあった。同信金は「小売りや飲食など広範な業種に聞いた。製造業に絞ればもっと高い参加希望があったのではないか」と。


同信金は大阪・関西万博リボーンプロジェクトとして、地元中小企業を万博に出展させる計画を持っている。今回のアンケートで、「展示したい」「未来に望まれる」製品・サービスを聞いたところ、「空飛ぶタクシーの実用化」「高齢者や体の不自由な人のロボットを使った移動手段」「災害時に使用できる救助ロボット」「人口降雨装置」など多くが寄せられた。

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