東京海上HD、小型人工衛星事業を支援 宇宙ベンチャーと提携
2023.04.06 04:50
東京海上ホールディングス(HD)は4月5日、小型人工衛星の開発・製造・打上げ・運用を一貫して手掛ける宇宙ベンチャーのアクセルスペースホールディングスと資本業務提携を締結したと発表した。小型衛星プロジェクトに関わるライセンスの取得など、各種プロセスをパッケージ化し提供するサービスのなかで専用の宇宙保険を提供。低コストでの衛星活用を保険で支える。
アクセルスペースは4月時点で9機の小型人工衛星を開発・打上げ・運用している。低軌道(高度600~1000キロ)エリアへ向けた衛星の打ち上げが活発化するなか、個別性が高く手続きが煩雑で、付保の進まなかった宇宙保険を同社のパッケージサービスに組み入れ、活用を促す。
保険の提供に加え、両社は高解像度の光学衛星画像を活用して提供する地球観測データ事業の分野でも協業。グローバルに事業展開する企業に向けて、迅速な災害対応を支援するサービスを開発・提供する。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 春の叙勲 金融界から24人
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高