三菱UFJ銀、インドのノンバンクに317億円出資
2023.04.03 20:38三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の三菱UFJ銀行は4月3日、インドでデジタル金融サービスを提供するノンバンク事業者、DMI Finance Private Limitedに191億3500万インドルピー(約317億円)の出資を決定し、DMI Finance社との出資関連契約を締結したと発表した。
同社はインドで主にコンシューマー向けのデジタルレンディング事業を展開するノンバンクで、同国の金融システム上、重要な位置づけとなっている。外部事業者とのパートナーシップモデルを構築し、パートナーのエコシステムに対して申し込みから実行までの過程を全てオンラインで完結するPOSローン(割賦ローン)やパーソナルローンを提供。また、優れた技術力やUI/UXを構築するスキル、ノウハウは高く評価されている。
さらに、通常では銀行サービスを受けられない層へのサービスにも強みを持ち、与信供与の累計人数は2022年12月時点で1100万人に及ぶ。
MUFGはアジアを第二のマザーマーケットに位置づけ、東南アジアで商業銀行のプラットフォームを築き、近年のテクノロジーを活用したデジタル金融サービス領域への戦略出資を継続的に実施している。
特に、インドはアジアの中でも急速に人口拡大や経済成長が見込まれるほか、デジタル金融サービスの発展が期待される国。MUFGとしても22年3月に立ち上げた「MUFG Ganesha Fund」でインドのスタートアップの成長支援に取り組んでいる。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 東海地区地域銀、住宅ローンで全国突出、愛知三河の競争過熱
- 琉球銀石嶺支店、長短戦略で業績伸長 20期ぶり優績店表彰
- 三井住友FG、マネーフォワードと事業連携 オープン戦略で「オリーブ」基盤拡大
- 都銀と地域銀、国債運用の姿勢に差 政策金利見通しで〝違い〟
- 地銀、割れるDC掛け金見直し 社員向け支援多様化
- 信金中金としんきんAM投信、投信窓販の知見拡大へ 東名阪で信金向け新研修
- 【M&A 地銀の選択】(4)譲渡の決断、寄り添う5年
- ネット銀、定期預金の伸び顕著 auじぶん銀は2倍
- 盛岡信金本町支店、全員セールスで目標達成 働きやすい職場環境整備
- りそなHD、アプリ2000万DL目標 地銀へ提携働きかけもー南社長インタビュー