宮崎・鹿児島県の地域銀4行、新入行員へトップが激励の言葉
2023.04.03 20:19宮崎県と鹿児島県に本店を置く地域銀行4行は4月3日、各地で入行式を行い、頭取らが新入行員に歓迎と激励のメッセージを贈った。宮崎太陽銀行では、しばらく行っていなかった行歌斉唱を参加者全員がマスク着用で実施するなど、コロナ後を見据えた式のあり方を模索していた。
トップの訓示は次の通り。
▼宮崎銀行・杉田浩二頭取
「当行は『地域との共存共栄』を経営の根幹に据え金融業務を行ってきたが、みなさんもこれからは銀行員として、地域経済の発展に貢献するという使命を負ったことになる。これを誇りに思ってほしい。若いうちは全球フルスイングで空振り三振でも大いに結構。見逃し三振をしないよう、全力でのチャレンジを期待している」
▼鹿児島銀行・松山澄寛頭取
「当行は15年振りに人事制度改定を行い、従業員の働きがい・多様性・自律的成長の実現に向けた取り組みを強化している。そこでみなさんには、謙虚な心で学び続けること、柔軟な思考を身につけること、信頼される行員になること——の三つをお願いしたい。一人ひとりが鹿児島銀行、九州フィナンシャルグループの一員として誇りと自覚を持ち、たくましく成長していくことを祈念する」
▼宮崎太陽銀行・林田洋二頭取
「創立以来、その時々の課題に向き合いながら地域経済の発展に貢献できるよう努力を重ねてきた。みなさんも使命感を持って働いてもらいたい。消費の停滞や資源高など今なお厳しい状況が続くが、銀行員として地域経済を支えているという誇りと熱意を胸に、新しい価値を創造することに期待している」
▼南日本銀行・斎藤眞一頭取
「このほど企業理念体系を再整備し、コーポレートメッセージとして『相互扶助のスピリットの下、金融に限らずどんなことで一番に相談される・頼ってもらえる存在でありたい』と打ち出した。もしみなさんが困難にぶつかったときには、ひとりで抱え込まず周りの上司・先輩に相談してほしい。彼らもまた話せる人、頼れる人であるはずだ。そして、自発的に行動できる社会人・銀行員になってもらいたい」