静岡銀・名古屋銀・山梨中央銀、預金払い戻し協定 災害時に対応

2023.04.01 04:35
提携・連携 預金 災害
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協定書を手にする古屋文彦・山梨中央銀常務、滝澤聡康静岡銀常務執行役員、服部悟・名古屋銀常務(左から 3月31日、静岡銀本部ビル)
協定書を手にする古屋文彦・山梨中央銀常務、滝澤聡康静岡銀常務執行役員、服部悟・名古屋銀常務(左から 3月31日、静岡銀本部ビル)

静岡銀行、名古屋銀行、山梨中央銀行は3月31日、「大規模災害発生時の預金払戻にかかる相互支援協定」を締結した。南海トラフ地震・富士山噴火など大規模災害発生時において、預金者への対応を3行でバックアップする。静岡銀がアライアンスを組む山梨中央銀、名古屋銀の2行も直接的に協力体制を敷く。


同協定に基づき、被災銀行からの要請・協定締結金融機関の独自判断で、すみやかに預金払い戻しが実施可能になる。


具体的には火災や津波、建物倒壊で通帳・キャッシュカードを紛失した預金者に対し、免許証やマイナンバーカードなどの本人確認で1口座当たり1日10万円を限度に払い戻す。3行の営業店で対応する。


同協定は、東日本大震災直後に全銀協が発出したスキームを活用し構築した。


災害時の支援体制で主なものでは、山梨中央銀と静岡銀は災害時の電源車相互利用などを決めている。名古屋銀行も愛知県内の愛知銀行、中京銀行に加えて名古屋市と災害協定を結んでおり、今回の取り組みで各行の災害時の対応がさらに迅速化される。

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